FSSよどこへ行く
FSSが民営化(ロッキードマーチン)されてしばらくが過ぎました。
心配されていた有料化もなく、当初はスムーズに業務が移行されてほっとしたパイロットも多いかと思います。
ところが今になってなんだか怪しいぞ、FSS!
まず、いつもどおりの電話番号でかけると「どの州から電話しているのか言ってください」といわれる。
「カリフォルニア」というけどもちろん発音が悪いと「何言ってんのか分かりまへん。もっかい言って。」なんてぬかす。
ちゃんと通じても今度は「北部か南部か言え。」
何でそんなこと聞くねん?オークランドのFSSと話しているつもりだが、そうではないのか?
次に困るのが異様に長い待ち時間。いつまで経ってもブリーファーが出てこない。
人件費を減らすためにまた何人かくびにしたな。
ようやく出てきたブリーファーに、Reid-Hillviewから出発、といっても「それ何処?スリーレターで言って」
ぜんぜんベイエリアを知らない。やはりもうオークランドにはいないと確信した。
まだまだある。そんなつらい思いをしてファイルしたIFRのフライトプラン、エンジンかけてグランド呼び出しても「あんたのフライトプランファイルできてないよ。」
なんやそれ?他の飛行機も同様の苦情を言ってる。
ここ一ヶ月で急にこんなことが起こり始めた。生徒も先生もかんかん。
どうやら本当にFSSの大編成替えがあったようだ。きっとどこか人件費と土地代のとても安い地域に施設を移動し、 安い労働力を確保し、今までいたベテラン(=高給取り)をくびにしたに違いない!
というのが、あくまで私の推測であるが、ほぼ確信に近い感じがする。
有料化には反発があたし、実現すると、ブリーフィングを受けずに飛ぶパイロットが出現するという危険が指摘されていた。
有料化は避けられたが、このサービスを無料で提供しているロッキードマーチンも結構きついのだということは想像に難くない。
結論。とっととDUATのメンバーになりましょう。そうすれば合法的なブリーフィング、フライトプランのファイルが迅速に、無料でできます。
とりあえず今はそれしかないかな。(06-25-2007)
P.S. ちなみに、Oakland Radioからの飛行中のサービスは従来どおり受けられます。まずは一安心