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ATPはお早めに

いよいよATP学科試験受験資格変更日が決定しました。来年(2014年)、7月31日から、今までのように勝手に受験することが出来なくなります。代わりに「認められたコースの修了証書」がないと学科試験が受けられません。しかも、最低30時間の履修が義務付けられさらに少なくとも10時間「フライトシュミレーショントレーニングディバイス」による訓練が必要です。 詳しくはFARに出ていますが、座学内容のなかに「リーダーシップ」とかも含まれていて結構本格的です。

へんてこなことに、ATP多発で受験する人、又はATPとタイプレイティングを同時に取る人のみの変更で、単発機でとる場合は従来どおり勝手に受験できます。ということは、受験時に単発か多発かを選択することになるのでしょうか。

確か90年代は、FSDOからの推薦状が必要でした。そのため事前に予約をして出向き、ログブックを提出する必要がありました。何のために?本当に飛行時間が要件を満たしているか、FSDOの人がログブックをしらみつぶしに確かめるためです。最低1500時間分の点検です。そんなことに人を使い税金を消費するのはばかばかしいですね。おかげさまで私が受験する頃にはさすがにそうはしなくなりました。誰も嘘なんかつきません。

今回の変更は、当然パイロットの資質向上のためなんですが、ちょっとやそっとではATPになれない時代になってくるんでしょうか。

学科試験は24ヶ月有効ですから変更までにとっておけばそれから実技試験までに二年猶予が出来ます。元々ATPを単発でとる人はあまりいないでしょうから今のうちから準備することをお勧めします。

08-17-2013