ATCの練習
飛行機の操縦は楽しい。しかし交信が出来ない。そのために単独飛行にでられない、というようなことはありませんか?
特に計器飛行なんかはATCとの交信無くしては飛行にならない。多くの人が抱える問題です。
みんなはどのように解決していますか?
とにかく先ず聞き取りが大事です。
① 携帯用のラジオで聞く。インターネットで聞く。
② 携帯用のラジオで聞きながら滑走路のそばで飛行機の動きを見る。
②の方法は管制塔との交信に有効で、実際の飛行機の動きも見えわかりやすいです。
でもこれらの方法だと、聞き取れなかったせりふをもう一度聞きなおすということは不可能です。
聞きなおすためには録音されている必要があります。ナイスエアーの東京事務所では、実際の交信を録音し、文字に直したガイドと音声の入ったCDを販売しています。 これなら聞きながら文字としても確認でき、そう聞こえるまで何度も聞きなおすことが可能です。
ただ、やはり他人の録音というのは他人事です。本当に聞きたいのは、今日の訓練のときにATCに言われて理解できなかったあのセリフ。教官が代わりに返事をしてしまったあの一言でしょう。 そのためには自分の飛行時に録音する必要があります。
私の自家用、計器飛行のときは、事務所にあった大きなラジカセを持ってきて、機内のスピーカーから出る音を録音していました。
当然、、雑音が多い、途中で電池が切れる、途中でテープが切れるなどの問題がありましたが、それでも聞き取りの練習には役立ちました。
教官になってからは、生徒に作ってもらった分岐コードを使って小さなウォークマンにライン取り。
それ以後は生徒さんのほうが工夫を凝らし、MDを使ったりしてより使いやすい形に進化してきました。
最近ではMP3を利用したボイスレコーダーが主流になっています。
カセットテープのように、途中でテープをひっくり返さなくても長時間録音できるし、巻戻しも要らない。
いいとこだらけです。
ただ飛行機の機内は電気的なノイズが多いので機種によってはうまく行かないものもあります。
是非工夫してください。ATCが飛躍的に伸びます。(06-27-2006)