追悼
9 月11日のテロで亡くなった方、負傷された方、家族を亡くされた方々のために祈ります。この事件が起こる一ヵ月半ほど前に私とS氏はNYにいました。「で きるならば今回飛行機でNYに行きたい。それが私の夢なんです。」と言う彼の言葉でNY行きを決定したわけですが、今から思えば何か運命的なものを感じま す。あるいは虫の知らせというやつだったのかも知れません。カリフォルニアを出発して4日目にNYに到着。NYアプローチに誘導されながら自由の女神やマ ンハッタンにそびえたつビル群を見下ろしハドソン川を北上しました。空は青く眼下に見える世界貿易センターに胸を躍らせたものでした。そのビルが崩れ落ち る様子をテレビで見たときのショックは忘れられません。しかも飛行機がぶつかるとは。
以下は私たちのNYのた旅の記録です。またこのように自由に飛べる日がくる事を祈るばかりです。
期間 07-18-2001~07-28-2001
目的 S氏のたっての夢「ニューヨークまで小型機で行く」の実現
機体 Beechcraft Sundowner
総飛行時間 55.3H
総飛行距離 5619NM
消費燃料 502.76Gal
費用
- 飛行機レンタル×飛行時間 $78/h×55.3h=4313.4
- 教習料金 8時間×11日-飛行時間 $35/h×(8h×11day-55.3)=1144.5
- 宿泊費 $70~130/day×10days
- ガソリン代 $2.20~2.85/gal×502.76-(2.25×502.76)
- 食費
- タクシー代
教官同乗でオーバーナイトの飛行をする場合、ナイスエアーでは1日8時間の教習費用をチャージします。たとえばその日の飛行時間が6時間なら2時間を座学 としてチャージし合計8時間にします。ほかに宿泊費と食費も負担していただきます。今回は教官用に一部屋別に準備していただくという贅沢を享受させていた だきましたが、同室でも一向に差し支えありません。
日程 | ルート | 見所 |
---|---|---|
07-18-2001 | RHV-RNO(Reno)-SLC(Solt Lake City) | モルモン教の寺院 |
07-19-2001 | SLC-CYS(Chyenee)-GRI(Grand Island) | 誰もいないさびしい街 |
07-20-2001 | GRI-DSM(Des Moines)-CGX(Meigs Field) | MSフライトシュミレーターの出発地 |
07-21-2001 | CGX-CLE(Cleeveland)-IPT(Williamsport)-LGA(La Gurdia) | 夜景、タイムズスクエア、五番街 |
07-22-2001 | NY市内観光 | エンパイヤステートビル、WallStreet |
07-23-2001 | LGA-RIC(Richmond)-CLT(Chalellot) | 椅子のある街 |
07-24-2001 | CLT-BHM(Bahmingham)-MSY(New Orlins International) | French QurtorのJazz |
07-25-2001 | MSY-AEX(Alexsandria)-DAL(Dalas Love) | JFKの暗殺現場 |
07-26-2001 | DAL-AMA(Amarilo)-SAF(Santa Fe) | Spanish Marketの前夜祭 |
07-27-2001 | SAF-FLG(Flagsttuf)-LAS(Las Vegas) | Graund Cyanion、カジノ |
07-28-2001 | LAS-BFL(Bakersfield)-Q84(Mendota)-RHV | 帰ってきました |
NYまで急ぐあまり、1日あたりの飛行時間が長くなり宿についたら寝るだけ、という事態は避けようという作戦で、飛行時間は1日平均5時間に抑え、宿についた後、市内を散策できる余裕をもてるようにしました。もっと詰めて飛べばさらに日程は短縮できるはずです。
毎朝7時にShow Upして空港に向かい8時過ぎから9時までには離陸できるように心がけました。長距離の飛行は何があるかわからないので少しでも後に時間にゆとりがあるようにしたいです。
当初南回りでNYに向かう計画でしたが変更して北回りで出発。帰りを南回りにしました。理由は
① 天候
② 帰りにニューオーリンズやグラウンドキャニオンなどの楽しみを残しておいたほうが、疲れが少なく感じるだろう。
ということでした。実行してみると確かにそのとおりでした。
つづく