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コマーシャルパイロットって?

自家用免許取得後、事業用に進む人も多い。その際、「事業用パイロットになるにはどんな訓練が必要なんでしょう?」という話題になる。既に調べている人は「シャンデルやレイジーエイトができなくてはならないんですね。」良くご存知です。そのとおりです。

訓練が始まっても、マニューバーを一生懸命練習したり、ショートフィールドランディングを練習したり結構楽しくて、でも大変だ。

しかしその前に考えておきたい。自家用と事業用とどう違うの?試験の内容や要件ではなくてパイロットの質として。

自家用飛行士の場合お客さんはたいてい家族か友人。その中でも勇気のある人たち。彼らは断ることも出来るけどレジャーとして「乗ってみる」ことを選択した。多少操縦が下手でも「面白かった」ですむひとたちだ。

事業用として飛ぶときのお客さんは、必ずしも飛行機がすきとは限らない。場合によっては他に選択肢がないから飛行機に「乗らねばならない」から乗る。元々気が進まない人もいるのだ。そういう人たちを気遣い、飛行機による旅が「楽しかった」と思えるような、方少なくとも「苦痛ではなかった」と思っていただきたい。そういう配慮が出来る人が真の事業用パイロットではないか。

シャンデルもレイジーエイトも出来るようになったけど、タクシー開始後のブレーキチェックがえらい急ブレーキになっていることがある。もうその時点で客は怖くて仕方がない。フライトコントロールチェックでヨークが客の足を直撃。離陸して、クロスウィンドにターン。ロールアウトでラダーが使えていないとか、シャンデル、レイジーエイトなどで培った技術がここに反映しないとやはり客は滑り落ちそうに感じる。またATISを大音量で何度も聞き返す。VORのIdentしっぱなし。客にとっては不快な雑音だ。

安全第一、そうしてより効率的に、そしてお客さんがより快適に感じてくれるにはどうしたらよいか、という配慮が出来ての事業用。特に小型機では、パイロットが直接接客する。飛行が終わったときお客さんが笑顔で飛行機を降りることが出来るために最大限の創造力を発揮できるかがパイロットの技術です。

05-12-2013