最悪のケース
100万円単位の損失
Mさんの場合
21世紀を迎え、さすがに悪徳業者は淘汰されたと思いきやまだありました。これは2005年に受け取った手紙です。このページを見て、私どもの日本事務所に送られた手紙を転載させていただきます。
「だまされた航空留学希望者より
だまされた者としてタイトルに関心を持ち、読ませて頂きました。
大変参考になりました。適確に説明されているようで、最初からそちらに申し込むべ きだったと悔やまれます。
実は定年後、空を飛んでみたいという願望から、今年3月、ネットで見つけた「TC Japan & America」(仮名)という会社にセスナの免許を申し込み、指示に従い費用 全額支払いました。4月に一度座学があって5月下旬に渡米で手配するということで した。
座学に行くと、事務所は豊中市のアパートの一室にあり、Yという男一人がおり、 彼の説明では、「本社がアメリカLAのキャマレロ空港にあって、ここは支店で自分は 一社員だ。社長は背の高い人でこの事務所を視察に来たことがある。むこうには日本 人スタッフもいる。」ということでした。
しかし出発予定2週間前になっても何の連絡もなく、事務所の電話、本人の携帯電 話、メールのいずれでも連絡が取れず、渡航手続きのこともあり、本社だという電話 番号でアメリカに電話したら「使われておりません。」とのこと。ネット検索でもア メリカにネット検索でもアメリカにそのような会社はないことが分かりました。
すなわち、彼一人で既知の米訓練施設に紹介する業者だったのです。出発予定日間近 にメールが入り、「訓練生の面倒を見にアリゾナに来ている。帰国してから連絡す る。」とのこと。私が返信メールで、説明されたことと現状の違いを問いただし、本 社の本当の電話番号、福岡の卒業生の連絡先などを尋ねたところ、「詐欺と思われて は残念だ。」という返信があって以来、こちらからの数度の送信メールも全く無視さ れ続け、電話も通じないという状況で1ヶ月が経過したので、やむなく返金要求しま したが、何の返事もないという状況が続き、さらに1ヶ月以上が経過しているいう状 況です。
まさに貴方が指摘されている「悪徳業者」だと言えると思います。昨日ネットを見る と、未だにホームページを掲載していました。警察に相談しても、取り締まりは難し いようです。さらに私のような被害者を出さないよう、読者に警告する手段はないも のでしょうかねえ、ったく。「航空留学悪徳業者一覧表」なるホームページを掲載し てみるのも一方法かもしれませんね。(後略)」
まだまだ気が抜けません。